2018年10月26日

全ては心の在り方に左右される

日本人の間において、お金儲けの話はタブーであることは多い。勿論、お金儲けが目的化してはいけない。だが、お金がなければ何もできないことが分かっているのに、自分も沢山稼ぎたいのに、それを無視してなかったように振る舞う。


「お金なんて」「金持ちは汚い」「悪いことしているに決まっている」とお決まりのフレーズが耳に入る。


「俺はこの前かなりのお金が儲かった」「ところで、お前はいくら儲けた」と相手が得た金銭の多寡を競う話はあまり聞かない。もしあったとしても、閉鎖された環境の中でしか会話されない。


しかし、「儲けた」と堂々と言えるくらいが丁度いいのではないか。社会にとって雇用の創出になり、多くの納税をしてもらえるからありがたい存在である。


確かに相手が儲けた金額を聞く方側は居たたまれなくなる。しかし、それによって自分の刺激になると思い、そこまで努力した相手を寧ろ褒め称えたい。


腹の中では、「畜生」「この野郎」「俺より儲けやがって」と心中穏やかでいられないのは分からないでもないが、それをバネにして今よりも多く得られるよう、自分も努力すればいいだけである。


もし超えられないと自覚したなら、潔く認め相手に対して敬意を払おう。


それすらできず相手を誹謗中傷するのは、卑しい人のする行為である。


自分のプライド保持や心のバランスを保とうとするからに他ならず、他者が人々より抜きん出ることに対する嫌悪感の表れである。日本人特有のムラ意識が強いからでもあろう。



ところで、一体どのような基準により、お金儲けが悪と判断されるのだろう。それは、個々の判断に委ねられる非常に曖昧な基準ではないのだろうか。


サル山のボスに例えるなら、稼ぐ奴はボス猿である。それに従うメス猿は、生存欲求を満たしたいがためボス猿に従う。


なぜ従うのかと言えば、ボス猿は日々の生活で得るもの(食料)が多く、明日の生活の心配がいらないからといわれている。


市民猿、奴隷猿の部類は生活の保障ができないため、いつまで経ってもメス猿にモテない。


これは人間も同じで、「あんな風体のヤツになんで美人が側にいる」「俺の方が見た目がいいのに」とこちらが思っていても、相手がボス猿気質も持っているからかなわない。


では女性のモテるためには、どうすればいいのだろう。人も猿と同じく、生存欲求を満たしてやることではないだろうか。生存欲求を満たすのと同時に、関係欲求を満たすことができれば万全である。


それを満たすための方法は、工業化された現代社会では森に入って食料を調達する訳にはいかないので、沢山のお金を稼ぐことであろう。


「愛があればお金なんて」「あなたさえいてくれればいい」と中にはそう言う人もいるだろうが、果たして生存欲求が満たされていない環境でそれが言えるのだろうか。


どんなに奇麗事を言っても、所詮人も猿と同じで、生存欲求が満たされなければ満足できないのである。


毎年行われているチャリティイベント「〇は〇〇を救う」も、結局は募金という形で沢山のお金を集金するシステムである。


そこで、沢山のお金を集め分配することで、人々の生存欲求が満たされる結果となる。形は違えど、それがお金をたくさん得ることが悪ではない証だろう。



最後に、


例えば、背は低く、顔だちも悪く、言葉遣いも大柄で、決していい人だと思えない男がいるとする。


恐らくその男を人が見た途端、「冴えないやヤツだ」「近づきたくない」「俺の方が上だ」などの感情が湧くことだろう。


しかしその男が「年商〇,〇〇〇億円」「〇秒間〇億円稼ぐ」男だったとしたら、それを聞いた瞬間にその人が人格者となる。


「すごいですね〜」「どうやって儲けたのですか」「是非、秘密を教えてください」など、相手を崇め奉る言葉に困らないほど、褒めちぎろうとする。


でも、目前に存在する相手は同じで、聞く以前と何ら変わりはない。相変わらず、背は低く、顔だちも悪く、言葉遣いも大柄である。


それでも今までと違って見えてしまうのは何故か。


「お金儲けをしている人が目前にいる」と思い勝手に判断してしまう、心の在り方の問題だろう。


どうやら人々が価値判断する要素の一つとして、稼ぐ力であることは間違いないようである。そして、それは受け止める人の心に左右される。


同じモノの価値が比較する対象や基準により心の中で変化するなど不実でしかなく、真実といわれるものは何処にもないといえないか。身の回りにあるモノや現象を思い出して考えれば、それは明らかである。


そして人々は、在るようで無いないものに日々振り回されているのである。


posted by ヨッシー at 08:37| Comment(0) | TrackBack(0) | お金
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