2015年07月08日

現在(いま)を生きる


不思議な時間観念

時間とは不思議なモノだ。決して目で見ることはできないが、ただ無慈悲に刻々と過ぎて行く。そして時間は、人々が不幸か幸福かに関係なくお構いなしに過ぎて行く。考えれば考える程、本当に不思議なモノだ。



我々には、時間と言うモノを目で見て把握するため時計があるが、時間という観念を数値化しているだけであり、それは時間そのものではない。また我々は、この時間が永遠に続くだろうと勝手に思い込み、時として永遠を手に入れられたと誤解している。



しかし残念だが、我々人類に確実な未来はない。未来が確実にあると思い込ながら生きているに過ぎない。全ての人々にとって同じことが言え未来など存在しない。我々の人生において確実に訪れる「死」があるが、これも現在にあるモノだ。そんな「死」さえも正面から向き合わず、明日、明後日、その先々があるが如く我々人は振る舞う。



そして時間が常に沢山有るモノだと誤解し、悪戯に無駄な時間を過ごす。今ここにある「死」を全く受け入れようとせず、今ここで自身に起きるべくはずがないと信じ生きている。確かに死んだことが無いので、自身の「死」について考えることはできない。だから考えないようにしているに違いない。



「死」は無になるのだから無いモノになるそうだが、私はまだ死んでいないので良く分からない。だが死んだ人と連絡が取れなくなるので、無になることは無いモノになると考えた方が良さそうだ。とは言え、死んだ後どうなるのかを考えても、無いモノだから考えられないのも事実だ。ここで仮に、無になるとするなら死後も無いのであり、死後が無いのなら時間の観念も存在しないことになる。



ここで結論として時間について色々考えると、今は「死」の状態でなく生きている状態だから、観念として存在する我々の時間は現在(いま)しかないのである。




我々の持つ時間は現在(いま)しかない


人が認識する時間の流れは人から見た場合、「過去→現在→未来」になるとする。未来に向かい進む形である。人はこれらを認識し観念として時間が有るから、人には過去が有り未来が有ると信じている。しかしこれは人側から見た都合であり、時間にとって過去、現在、未来の流れは無く、現在(いま)しかない。



そうなると結局我々の持つ時間も、現在(いま)しか無いのではないか。我々の言う過去は、確かに自分が歩んできた軌跡であるが、そんなもの目に見えず、有るのは自身の中に有る記憶だけだ。その記憶を過去と言い、もし記憶を喪失すれば、少なくともその人自身の中において過去など無くなる。未来も同じで見えない。勿論、未来が本当に来るのか来ないのかすらよく分からない。未来が有ると人々は言うが、そこには未来が有り必ず来るのだと期待し、信じているから未来が有ると言っているだけではないか。



何度も言うが、我々には現在(いま)の時間しかないのだ。無いモノ(過去と未来)を有ると考えていても、無いモノは無いのだから、ここに有る現在(いま)を考え、生きるしか我々の選択肢は無いのである。



ここに有る現在(いま)を一生懸命生きた結果、我々が未来と認識していたものが現在となって現れ、素晴らしい記憶と言う過去になる。こう考えると現在(いま)を生きることしかできないようだ。



「明日からやろう」「もう少し時期を待ってから」「あれさえなければ、これさえ解決すれば」などと人は言う。これらの言葉は未来があると信じて発せられているが、我々には現在(いま)しかないのだ。未来は無いと思えるなら「明日やろうは、馬鹿野郎」の言葉も妙に納得できる。



そこで「現在(いま)やりたいことをやらなければいつやるのか?」と言われる言葉の説得力も増し、現在(いま)を一生懸命生き努力している者こそ、期待した好結果を得られる確率が高くなるのも頷ける。



我々は明日に繰り越す時間などなく現在(いま)しかない。現在(いま)に自分自身が納得し満足できないのは、今そこに有る時間を、有効に用いていないからではないだろうか。



とても素晴らしい言葉だ。

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          講談社発行YMKC 賭博破戒録カイジ1巻149Pより引用




posted by ヨッシー at 13:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 生きる
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